この結果を、隠している人が多いと見るか少ないと見るかは、個人の見方にもよるでしょうが、たとえパートナーであったとしても自分の懐事情を隠しておきたいと考える人が一定数いることが分かります。

所得額や貯蓄額については入籍時に伝えるのがベスト?

一方で、「パートナーに隠すつもりはなかったが、何となく機会を逃してしまった」というケースもあるかもしれません。パートナーに自分のお金事情を伝えようと思っても、普段の生活の中でいきなりお金の話は切り出しにくい…と感じる方もいるでしょう。

先程の調査では、所得額や貯蓄額を「正確に共有している」と回答した人に対して、共有したタイミングについても質問しています。

若年夫婦(結婚3年以内で20~30代)と熟年夫婦(結婚30年以上で50~60代)で傾向は異なるものの、所得額・貯蓄額を共有するタイミングは「入籍時」が最も多いという結果になりました。

ちなみに筆者の場合も、入籍時にお互いの所得額と貯蓄額をオープンにしました(その際に、筆者の貯蓄額があまりにも少なかったので、びっくりされてしまったのは余談です…)。

確かに入籍時には、これから2人で力を合わせて生活していこうという意識が高まりますから、お金の話を切り出すタイミングとしてはベストなのかもしれません。