何か一つでも楽しみを持つ
また、子どもが園や学校で何か一つでも楽しみが持てるといいようです。「給食が楽しみ」と言うことが多いので、給食のメニューも話します。楽しみが見つからない間は、「帰ったらアイスを食べよう」というような楽しみを作るのもいいでしょう。
時には休んでもいい
あまりに嫌がるなら時には休ませていいというのも、スクールカウンセラーさんのアドバイスです。親子ともに気が楽になりますし、劇的な変化がなくとも、「明日は行ってみる」と言う場合もあります。言わない場合もありますが、まだ集団生活を始めて間もない園児ですし、「休んでもいいんだ」と思えると気が楽になるものです。
親が気持ちを切り替えることも大事
最も大切なのは、親の方も子どもを送り出した後の気分転換と切り替えをする方法を持っておくことでしょう。好きな音楽を聴く、カフェオレを飲む、お気に入りの服を着るなど…これは他の育児の場面でも役に立ちます。
おわりに
今後もコロナの第2波・第3波によって登園自粛になる可能性もあります。また、長期休暇になればやはり登園渋りが出ます。子どもも、コロナ禍で普段とは生活が違う不安や、やりたいことができないストレスを感じているので、以前の生活よりもゆるやかな気持ちで登園渋りと向き合っていくといいでしょう。
宮野 茉莉子