項目別の見直しポイント

1.固定費の見直しポイント

固定費とは、家賃や光熱費など毎月必ず支払うことが確定している費用のことを指します。固定費を見直す場合は、例えば光熱費や通信費は今よりも安いプランはないか今一度チェックしてみるのがおすすめです。

また、自動車を保有している場合はガソリン代や保険料、車検代などがかかってしまいます。自動車に乗る頻度がそこまで高くない場合は、自動車を手放して公共交通機関を利用するようにしたりカーリースなどのサービスを活用する方法もありますよ。

新聞やサプリメントなどの定期購入をしている場合は、必要ないと思ったらだらだらと続けずに定期購入を解除して無駄を省くようにしてみるのもいいですね。

固定費を家計簿に記載する際は、普段使っている表に書くだけではなく折れ線グラフにしてどれくらい使っているか、上下があったかを可視化するのもおすすめの方法です。

固定費はだいたい毎月同じくらいですが、グラフを書いて可視化することで、「この月は少し固定費が多かった。その中でも通信料が高くなっている」など、変化が分かりやすくなります。

2.変動費の見直しポイント

固定費と異なり変動費は月によってかなり上下する可能性がある費用のことを指し、主に食費や交際費、日用品費などが含まれます。

固定費は毎月いくらぐらいになるか、だいたいの目安はつきますが、変動費はその月によって差が大きくなってしまうことも。趣味費やレジャー費なども変動費に含まれるため節約しやすいのですが、あまり切り詰めてしまうと精神的な負担になることもあるので気をつけましょう。

変動費を見直すときは、まずは家計簿を見て変動費の中でもどの部分に多く費用がかかっているのかをチェックし、その中で順位をつけるのがおすすめです。「今月は被服費に多めに使ってほかの項目は我慢し、来月は交通費に多めに使うようにしよう」など、どこにお金を使うか絞る方法もあります。

いきなりすべての項目を節約するとなるとストレスになってしまうので、月ごとにどこにお金を使うかをはっきりさせ、お金の流れをコントロールしましょう。