友人Bは、不満が積もりに積もった夫と話し合うことに。Bは、家計簿をつけていたわけではなかったので毎月のやりくりはざっくりとしたものでした。事前に決めていた月5万円の貯金だけはしていたものの、ボーナスや臨時収入などは自由に使っていたようです。その中で“余れば貯金する”というスタンスだったので、現実の貯蓄は夫が考えていた金額と大きく乖離していました。

仕事が忙しいと家計簿をきちんとつけるのはなかなか難しいもの。だからといって、どれだけ支出をしているのか把握できていないのは問題です。

そこでBの家庭では、お互いの収入を申告して使途を一緒に決めるようにしました。頻繁にお金について話をすることで夫婦間のわだかまりも解消でき、家計も家庭も安定したようです。

誰しも得意不得意があるので、家計の管理が苦手という人はこのように夫婦で一緒に使途を考えるという方法が良いでしょう。または、お金の管理が得意な方が管理して、いつでも自由に家庭のお金がどうなっているのか確認できるような状態にしておくのもひとつの方法です。

まとめ

家計は夫婦ふたりだけの問題ではなく、将来増える家族や世帯全員の未来にも関わってきます。気の合うふたりであったとしても、これまでの暮らし方や働き方によって金銭感覚は違うはず。

結婚前にはお金の管理方法について話し合い、結婚後も状況に応じて調整できるように家族会議を開くようにしましょう。会社のように半年に中間決算、1年の終わりには本決算や反省会ができると良いかもしれませんね。

中村のぞみ