お金の管理は、今後のライフプランにも関わってくる重要なことです。しかし夫婦共働きだと「相手にどれだけの収入があって、どれだけ貯金しているのかは知らない」という家庭も。

「相手が貯金してくれていると思っていた」や「自分の方が支出している割合が多い」など、お金に関するモヤモヤ事情や解消方法について見ていきましょう。

分担制で家計をまかない、残りは自由に使っていたら…

友人A(30歳女性/営業職)は同僚と結婚して1年。夫も同じく営業職で、お互いインセンティブ制の給与形態です。同じ業種なのでなんとなくお互いの給与額はわかるものの、給与明細を見せ合うわけではないのではっきりとした金額は知りませんでした。

同棲していた期間があったので、光熱費はAで食費は夫…など、そのときになんとなく決めた分担制を結婚後もそのまま継続。夫婦ともに職業柄、付き合いのゴルフや飲み会など交際費が多かったようです。

そんな中、夫と共通の友人と一緒になった食事会で、周囲の話から夫のお金の使い方が荒いことが判明。普段からブランド物のスーツやバッグを持っていたので、好きなのだろうとは思っていましたが、家計に入れて残ったお金は特に貯金をすることもせず、好きなものを買い、自由気ままな消費生活をしていたのです。