突然始まった、義母からの「2人目はまだ?」
夫の母が「2人目はまだ?」と頻繁に連絡をしてくるようになったのは、そんなときのことでした。慣れない土地での子育てと、年齢的なこともあり、Aさん夫婦の間では「子どもは1人で良いだろう。」という雰囲気が流れていました。しかし、そんな理屈は、Aさんの義母には理解ができなかったようです。
そもそもAさんの夫は4人兄弟。他の兄弟には複数人の子どもがいます。「子どもは兄弟がいて当たり前」という義母は、確かに結婚当初から「孫は、2桁は欲しいわね」と言っていました。Aさんの息子が産まれた時も「1人目が男の子って、次に産まれるのが男の子で女の子でも楽よ。ママはやんちゃに鍛えられるから。」という、兄弟を前提としたアドバイスを受けたほど。今までは、実際に会った時しか言われていなかったので、曖昧な笑顔と返事で濁していたのですが、業を煮やしたのか、とうとうストレートな2人目催促の電話をしてくるようになったのです。
といってもいきなり、Aさんが電話にでるなり催促を始めるわけではありません。夫の実家の法事や集まり、夫の兄弟の祝い事など、用事があってかけてくるのですが、気が付けば「2人目は~。」と始まるのです。ちゃんと用事があって連絡をしてきているので、居留守や無視もできません。義実家から電話が来るたびに、1人でモンモンとしたストレスを抱えてしまう日々。