海外の債券や株式に投資
日本は記録的な低金利が続いていますから、海外資産に目を向けてみましょう。例えば、米ドルの政策金利ですが、コロナ禍前、昨年末までは2%前後で推移していました。
高金利の債券運用は、資産を増やすのに効果的ですので、コロナ禍が収束し、景気が回復した折は、ぜひ検討してみましょう。
また債券と合わせて、株式への投資も考えておきたいところです。米国株式や世界株式ファンドは価額の変動は大きいものの、長期で見れば上昇トレンドです。積立投資をするなら、このような上昇の可能性が高い資産に投資することが大切です。
ちなみに我々が毎月拠出している厚生年金や国民年金は、バランスファンドで運用されています。バランスファンドとは、様々なアセットを組み合わせて保有するファンドです。
国内債券、国内株式、海外債券、海外株式に、原則として25%ずつ投資、保有しています。政府目標(1.7%+賃金上昇率)が実現できるよう、また安全性を重視して、最もリスクの小さいポートフォリオが組まれているのです。
このポートフォリオで運用した結果、2001年以降、通期で約3%程度の運用成果を残しています。
かなり保守的なバランスファンドで運用されていても、3%程度の運用成果が出ています。低金利の国内債券や循環を繰り返す日本株は省き、海外債券、海外株式を組み合わせて持つ方がより良いリターンを追求することができます。