米国で話題の「4%ルール」

複利の効果を享受するため、時間をかけて作った大切な老後資産は、途中でストップせず、定年後も継続して運用していきましょう。

米国に4%ルールというのがあります。約20年前に米国の大学で発表された資産運用に関する論文なのですが、日本でもアーリーリタイアに興味のある人が注目しています。

4%ルールとは、下記の通りです。

  • 定年後は生活費の25倍の資産を持っておく
  • 資産の4%を毎年生活費として引き出すようにする
  • 資産は株式と債券の組み合わせで保有する

運用なしで資産の4%を使っていくと25年で資産は枯渇します。

しかし、4%ルールに従って、引き出し額を守り、株と債券で運用していくと、自分が亡くなる時に資産は枯渇することが無かったばかりか、現金が増えたというから驚きです。

理由は簡単です。定年後も運用を続け、概ね年4%で全期間運用できたとしたら、リターンだけで生活費が賄えるからです。むしろ複利効果でお金は増えることになりますね。

お金の配分さえ決めれば、誰でも実践しやすい運用方法ですから、参考にするのもいいかもしれません。