反対に、両親が元気で判断能力がしっかりあるうちに、生活費以外の資産を預金から生命保険に移し替えさせた人もいました。生命保険だと、相続の際に保険金がスピーディーに受け取れます。預金や投資信託だと最終払い出しがされるまでに２、３ヶ月かかることは珍しくありません。長い人だと１年以上かかるケースもありますし、音信不通の相続人がいて相続の手続き自体を諦めた家族もいました。いかに計画的に相続に備えてスムーズに受け取れるかでお金の活用の幅もぐっと広がりますし、確実かつ速やかにお金を受け取ることができます。
さいごに
このようにたくさんの人のお金に携わってきましたが、共通していえるのはお金が貯まる人はしっかりとお金に色分けをして、目的に合った金融商品を活用できている人であるということです。
長期で安定して増やすことが得意な金融商品、短期でもタイミングによっては利益が出る可能性を秘めた商品、相続時に簡易な手続きでまとまった金額が引き出せる商品。それらを上手に活用するためにも、まずは情報収集することから始めてみてはいかがでしょうか。
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