例えばiDeCoやつみたてNISA、貯蓄性の生命保険等です。せっかく貯蓄するぞと奮起するのなら、貯蓄する目的といくら貯めたいかのゴールを決めてから始めることをおすすめします。
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その2:金融商品の利用価値を判断できる人
金融機関の人にキャンペーンの定期預金や投資信託、保険商品のパンフレットを見せられたことはありませんか。振込に来ただけなのに、この窓口の担当者はこんなものを見せてくるのか。受け取ったチラシを見もせずにゴミ箱に捨ててしまう人も多いでしょう。しかし、そのチラシは、本当にあなたにとって無駄なものでしょうか。
私が知っているお客様に、どんなチラシをお見せしても嬉しそうに読んでくれる人がいました。その人は30代の女性で、夫婦で小さな電気工事業を営んでいました。とても明るくて前向きな方で、窓口に来る時は4歳位のお子様といつも一緒でした。
そこで学資の貯蓄に使えそうな金融商品をいくつか見繕ってパンフレットをお渡ししたところ、彼女は、自分がその商品を利用したら何年でいくら貯められるかを具体的に見せてほしいと言いました。勧められた金融商品を自分のライフスタイルに一旦落とし込み、そこで自分にとって利用価値があるかを判断されていたのです。
その結果、不必要と判断したら「いらない」とはっきりと言うし、利用価値があると判断したら「詳しい話が聞きたい」と言う。金融機関が勧める商品は手数料ばかりが高くて使えないという人もいますが、その金融機関が自行のブランドを傷つけないと判断したしっかりした商品であることは確かです。