また、仕組みの複雑さの例として、更に覚えておかなければいけないのは、非課税期間終了時の時価が取得価額になるという点です。
非課税期間が終了し、特定口座等に資産が払い出されます。売却タイミングによっては、時価も変動していますので税金を払わないといけない可能性が生じます。
つみたてNISAの場合は、刻々と変化する市況に着目し、非課税期間内に、そしてしかるべきタイミングに利益を確定させることを忘れないようにしましょう。
まとめにかえて
iDeCoもつみたてNISAも、若干使いづらさがある感は否めません。長期運用を目指すならば、運用期間に制約を設けないのがベストです。長く運用すればするほど、複利等の影響で、運用成果が向上するからです。長期、積立、少額でできる金融商品は世の中に、たくさんあります。iDeCoやNISAだけではなく、自分のスタイルにあった金融商品を選ぶことが大切ですね。
参考資料
- 国民年金基金連合会(iDeCoパンフレット)
- みずほ銀行ホームページ「iDeCo:イデコ(確定拠出年金)」
- 「iDeCoの概要」厚生労働省ホームページ
- 日本証券業協会「しっておきたいつみたてNISAのポイント」
- 金融庁NISA特別ウェブサイト「NISAとは?」
LIMO編集部