そのうえでこのデータを見ても、スイミング+ピアノ=1万3000円は、平均的レベルよりもガンバリ気味だと言えそうです。習いごとを増やした結果、子どもの将来のための貯蓄に回すお金がなくなってしまったら、元も子もありませんよね。
また、「言えば習わせてもらえるんだ」と子どもに認識されてしまい、習いごとへの向き合い方が適当になってしまう可能性もあります。子どもの気持ちに正しく寄り添うには、家計規模と習いごと費用のバランスを見ながら考えていくことが必要だと言えるでしょう。
まとめ:子どもの本気度も加味しよう
子どもが真剣にプレゼンをしてきたり、希望する習いごとに対する熱意が今までと違うと感じた場合は、つい「OK」を出したくなります。けれどもそこでちょっと立ち止まり、金銭的な面も頭の隅に置きつつ、子どもの気持ちをしっかり聞き取ってから最終決定を下すのが大切。
子どもの“やりたい!”気持ちに応えてあげるうえで、そうしたプロセスを経ることが実は良い結果につながるのではないでしょうか。
【参考】
アクトインディ「習い事に関するアンケート(2019年)」
ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査2017」
川西 まあさ