1. 新型コロナウイルス対策は3密(密閉、密集、密接)を避けるのが基本だが、学童保育の現場は狭い場所に子どもが集まる3密そのものであり、感染リスクを排除できない。

2. 支援員および支援補助員が不足し、勤務のシフトに苦慮している。

3. ケガなく遊ばせ、宿題をさせ、おやつを出し、体温を測り、体調の悪い子どもに気を配ることが求められる。

4. 何時に子どもを帰すか、親御さんとの連絡にも心を砕く。

5. 日誌をつけ、年間イベントの企画、学校や自治体との対外的折衝などの事務処理も多い。

このように、支援員の仕事は極めて厳しく、いわゆるサービス残業が当たり前なのが現実なのです。

支援員には、資格、資質が求められるのはもちろんですが、現状では給料を度外視したボランティア精神がなければ務まりません。そのため、今後より優れた人材を確保するには給与などの待遇改善が必要でしょう。

今回の新型コロナパンデミックで、政府は学童保育に助成金を増やすこと決定しましたが、一過性ではなく、学童保育の意義を評価して、恒常的に助成金のさらなる増額を強く望みたいところです。

そうでなければ、学童保育は崩壊してしまう危機をはらんでいるからです。