今週8月15日は今年4回目の年金支給日ですね。そんな支給日と同じ日にもらえる給付金があるのはご存知でしょうか。それは、2019年の消費増税を機にはじまった「年金生活者支援給付金」です。「どんな人が対象で、いくらもらえるのか?」年金制度のしくみとともに解説していきます。

1. 年金受給額にある「大きな個人差」とは?

厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、公的年金の平均月額は国民年金(老齢基礎年金)で5万円台、厚生年金(国民年金部分も含む)で14万円台です。

ただしグラフのように、厚生年金を月額30万円以上受け取っている人もいれば、国民年金・厚生年金ともに月額3万円未満となる人まで、幅広い受給額ゾーンにちらばっています。

年金とその他の所得を含めても一定基準以下の所得となる場合、「年金生活者支援給付金」の支給対象となる可能性があります。