理由は色々あるが、1つには医療技術が発展したこと。結果、入院しなくても良いケースが増えたと言うことだ。これは一番わかりやすい。

そして2つ目には、医師不足、看護師不足がある。医療人材の不足のため、限られた人員で多くの患者の対応をしなければいけない。自宅療養や通院で済む人には退院いただき入院せざるを得ない重篤な患者のためにベッドを開けておきたいというものだ。ちなみに自宅療養や通院で済むなら健康保険の負担も少なく済むため行政にとっても良い。

3つ目は患者側の都合だ。昔に比べて夫婦共働きの世帯が増えた。そのため長期で入院となると仕事に穴を開けることになり、早期退院を希望される人が多くなっている。

こうしたことから入院は短期してきているといえる。

入院の短期化に応じた内容に

入院が短期化しているのなら医療保険もそれに合わせてカスタマイズしたいところだ。

以前は入院は長いものだった。したがって、「入院日額」が医療保険を検討する上で重要なポイントであった。しかし今はその重要度は大きく下がってきたといわざるを得ない。