一方、妻のスピード感に戸惑う夫も

ここまで、妻が感じた「時間のズレ」をご紹介してきましたが、夫からも「妻のスピード感」に戸惑う声があるようです。

・「仕事が一段落して、ちょっと休もうとソファに座ったら「洗濯物入れてくれる?」って言われました。休んでから取り入れようと思ってそのまま座っていたら、妻が無言で洗濯物を取り入れはじめました。すぐやらないとダメなのでしょうか?」(37歳・会社員)

・「在宅勤務になったので、自分のペースで仕事できるかな…なんて思ったのですが、甘かったですね(笑)。『平日の時間割』みたいなのがあるようで、昼食も同じ時間に食べないとイライラされるようです…」(50歳・会社員)

・「とにかく忙しそうで、時間を気にしている感じがしますね。子どもの学校もないし、習い事もないし、そんなに時間を気にする必要はないと思うんですが…」(42歳・自営業)

・「今まであまり気付かなかったのですが、家にいる時間が増えて、自宅が『妻と子どもたちのワールド』になっていることに気付かされました。はい、居心地は悪いです(笑)」(39歳/会社員)

家にいる時間が増えた夫たちからは、仕事の時間を含めて「自分の時間が持てない」「ゆっくりさせてもらえない雰囲気がある」といった意見が多く見られました。

会社は「働く場所」である一方、自宅は「休む場所」でありながらも、多くの妻にとっては「働く場所」でもあるといえます。そのため会社でのんびりしている人に違和感や嫌悪感を抱くのと同じように、妻は自宅でのマイペースな夫の振る舞いにネガティブな感情を抱いているのかもしれません。

とはいえ、自宅は本来家族にとって心安らげる場所。夫婦、そして家族それぞれ気持ちよく過ごせるように、それぞれがそれぞれの立場への理解を深め、歩み寄る必要があるでしょう。

まとめ

かつてないほどに、家族が一つ屋根の下で同じ時間を過ごせる今だからこそ、浮き彫りになる「時間のズレ」。今この時間をストレスを感じるのではなく、時計の時刻を合わせるように「時間のズレ」直せるチャンスに変えられるといいですね。

大濠 歩