【その1】純資産総額
純資産総額とは、その金融商品に集まった金額のことをさします。現在その商品がどのくらいの規模で運用されているのか、というのがわかります。
純資産総額が大きい金融商品は、それだけ時間をかけて大きくなってきた金融商品だといえます。もちろん株式市場などの好調さを背景に大きくなっていることもありますが、その観点からは純資産がどのように増えてきたのかにもご注目ください。
また、純資産総額が小さいから使えない金融商品というわけではなく、将来性が見込める金融商品であれば十分に購入する価値があります。純資産総額は、あくまで金融商品を選ぶときの指標とするのがおすすめです。
【その2】過去の運用実績・パフォーマンス
金融商品を決めるときに過去の運用実績を参考にできます。運用実績を見るにあたって重要になるのが「ベンチマーク」と「パフォーマンス」です。
ベンチマークとは、その金融商品が目指している指標を表しているものです。日本株でいえばTOPIX、米国株でいえばS&P500、グローバル株式でいえばMSCIコクサイやMSCI ACWIなどです。
また、パフォーマンスは、その金融商品の運用成果や運用実績、また過去の価格の動きを指しています。
ベンチマークはポートフォリオ運営の指標となるため、ベンチマークに対してパフォーマンスが上回っているのかどうかが重要です。上回っていれば、それだけ過去の実績が優れている金融商品になります。