さて、金融機関では、その人のライフスタイルや貯蓄からその人にあった金融商品を判断し、当然おすすめすることが求められます。

しかし、そうしたスタンスで商品をすすめるのではなく、「とりあえず投資信託を始めるならこの金融商品がおすすめです」「話題の商品ですよ」とすすめてくるケースはあります。

ただし、話題であるということと本当に良い商品であるかどうかというのは別問題ではあるというのは頭に入れていきたいです。

【その2】手数料が高い

2つ目の特徴は、手数料の高い金融商品であることです。手数料というのは、銀行の利益につながるため手数料の高い金融商品を売れば売るほど、金融機関から販売員への評価が高くなります。金融機関の営業スタッフは社内で評価を得るために、手数料の高い金融商品を売るケースが多いのです。

たとえば、投資信託の手数料には大きく分けて2種類存在しており、購入時のみ発生する「購入手数料」と運用期間中に発生する「信託報酬」があります。「信託報酬」はさらに、販売会社、運用会社、信託銀行の取り分などに分けられます。