余談ですが、これが「女性PTA会長が少ない理由」の一つではないかと筆者は思います。少ない時間をどうにかやりくりして家事などの時間を捻出している女性は多く、PTAの会議にまで時間が割けない、ということも。
ただ、PTAは「子どもにより良い環境を与えるために活動する」が大前提。子どもが安心・安全に、健やかに成長するには、時には周りの大人が一致団結し、時間をかけて解決しなければならない事項があるのも事実なのです。
また、今年度は休校措置などでイレギュラーな対応を求められることも多いと思います。何事も即断即決できれば良いのですが、予想外のことが起きて、議論をして対応を変える必要も出てくることでしょう。
このように、時間をとられてしまうというデメリットは、多少は仕方のないことなのかもしれません。
まとめ
新型コロナウィルスの影響は短期間で収束しそうもなく、休校措置などで学校行事はおろか、PTAの関連行事も軒並み中止という学校も多くあります。「普通が幸せ」ということを噛みしめる局面も多々ありますが、この状況をひとつのチャンスととらえ、先ほど述べたデメリットなどのマイナス面を見直し「PTA改革」ができる可能性も大いにあるでしょう。
実際、引き受けてみると「やってよかったな」と思えることや、あなたにとってメリットになることも多いかもしれません。積極的に参加することも考えてみてはいかがでしょうか。
岩田 結