ランチメニューはデリバリーも可。COVID-19は本当に懸念材料?
ランチメニュー導入により売上高が絶好調となった日本KFCHDですが、2020年以降は「材料出尽くし」が懸念され株価は軟調、2月13日には株価が一時8%下落することもありました。
また、今後は現在市場に混乱を招いている「COVID-19」の影響も危惧されます。
2020年2月の売上は前年比で上昇しましたが、外出自粛が長く続けば外食業界全体が冷え込むことは必至で、ケンタッキーにとっても向かい風になることは間違いないと考えられます。
ただ、日本KFCHDはデリバリーサービスを強化しており、実施店舗は213店舗まで増加しています。
巣ごもり消費に伴いデリバリーサービスを利用する客が増えれば、来店客の減少分を下支えする要素となりそうです。なお、デリバリーでもランチメニューは取り扱われています。
日本KFCHDの決算は2020年5月に発表されますが、COVID-19の壁を打ち破り、業績予想を達成することができるのでしょうか。今後の市場動向から目が離せません。
【参考】
「ケンタッキーが緊急事態宣言の7都府県で夜8時までに営業短縮」食品産業新聞社ニュースWEB
「2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」
「業績予想の修正に関するお知らせ」
「株主優待制度の一部変更に関するお知らせ」
「日本KFC「500円ランチ」一人客トリ込む」日本経済新聞
鈴木 太陽