学校再開の延期で「生活リズムを直す」という気分が出てこない
春休みの終わりが近づくと、「いよいよ新学期がスタートする」「最初から遅刻するのは嫌だな」と、子供も親も休み中に崩れた生活リズムを立て直そうとします。
しかし、今回のコロナ禍ははっきりとした終息時期が見えてこないため、地域の感染状況によっては再度延期になることも考えられます。ゴールが分からないと「生活リズムを直そう」という気持ちがなかなか芽生えてきません。
特に新学期は新しい学年となり、新しいクラスメイトと顔を合わせるなど緊張感を持って臨みます。こうした状況なので休校措置が長引くことは仕方がないことですが、「また休みが続くのか」と学校再開に向けて上がっていた子供のテンションも急降下し、早寝早起きをしようという気持ちを忘れてしまうのです。
子供の生活の中心は学校だということを、筆者も改めて痛感しました。
カレンダーや時計を気にする生活を送ってみる
休みが長くなればなるほど、子供の曜日感覚は狂っていきます。近所のスーパーに買い物に行く際、すれ違った中学生の女の子たちが「今日は何曜日?」「学校がないと分からなくなるよね」と話しているのが耳に入ってきました。
それと同じことが一時、筆者の子供達にも起きていたのです。起床時間は普段と変わらないよう気を付けているものの、毎日が日曜日のような日々が続けばどうしても曜日感覚が鈍ってしまいます。学校が始まれば自ずと治るとは思ったものの、曜日に無頓着のままだと生活リズムが崩れやすくなると考えました。