学校に行くことによる適度な疲れを感じず眠くならない

早寝早起きができなくなるのには他にも要因があります。

平時であれば学校に行って休み時間に校庭で遊んだり体育の授業を受けたりと、体を動かす時間があります。学校に行くことで多少なりとも疲れを感じ夜はぐっすり眠れる状態を自然と作っていました。

しかし、目に見えないウイルスの感染拡大による休校措置だと、不要不急の外出を控えて思うように体を動かすことはできません。家で過ごす時間が長くなると寝つきが悪くなってしまいます。

常日頃から体を動かしてきた子は特に疲れにくくなって、「眠くないからまだ起きている」と知らず知らずのうちに悪循環に陥ってしまうのです。

スポーツ少年団に入っている近所の男の子は、一斉休校に入ってから天気の良い日は決まった時間に友達数人と公園でキャッチボールをしています。

「やっぱり体を動かしたいの?」と声をかけたところ、口々に「暇で仕方がない」「外に出ないと夜寝れない」という答えが返ってきました。学校がない上、思うように遊べない状況が続くと子供が願っていなくても就寝時間が遅れてしまうのです。