新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大は衰えるどころか勢いを増しており、政府は4月7日に7都府県に対して緊急事態宣言を出しました。それ以外の自治体にも学校再開延期の措置を取る動きがあり、子供たちは学校生活から遠ざかったままです。
突然始まった一斉休校では、夏休みのような季節の長期休暇と比べても子供たちの生活リズムが崩れがちになります。なぜ、気を付けていても臨時休校下では早寝早起きを維持するのが難しくなるのでしょうか。
学校という大きな枠組みが外されて過ごす日々
大人でも、休日の朝には起きるのが遅くなりますよね。子供も同じように、平日は学校があるから遅刻しないように起きますが、休みの日はゆっくり寝てしまいます。遠出などの用事がない限り、親も無理に起こそうとはしないでしょう。
3月初旬から一斉休校措置になり、最初の頃は普段通りに起きていたとしても、「学校がある」という子供の生活リズムを決める大きな枠組みがなくなれば緩んでしまうのも仕方がありません。
朝早く起きても何もすることもないので親の方もつい気を許してしまい、起床時間がどんどん遅くなっていきます。筆者の周りでも、「子供は9時近くまで寝ている」「8時に起こすと早いと言われる」という嘆きの声を耳にします。
友達と集まって自由に遊ぶこともままならない中、「早寝早起きをして過ごそう」と声がけしても子供の心には響かないのかもしれません。