ところが、このまま5日続落と思われた大引け間際になってから急伸し、最後はわずかながら上昇で引けています。一応、5日ぶりの反発となりましたが、非常に恣意的な値動きという印象は否めません。

なお、TOPIXも同じような値動きとなりましたが、最後のプラス転換はならず、結局は5日続落で引けています。

東証マザーズ株価指数は大幅3日続落、売買代金は12日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は9,364万株、売買代金941億円となり、いずれも前日より増加しました。売買代金は12日連続で1,000億円を下回りましたが、出来高も含めてここ数日間なかった回復感が見られました。

ただ、株価指数は▲3%超安の大幅下落となり、終値で3月23日以来となる600ポイント割れで終わっています。このまま低迷が続くのか、今後は個人投資家の投資マインド回復次第と言えそうです。

「アビガン」の原料生産を発表したデンカがストップ高、業績下方修正のキューピーは暴落

個別銘柄では、新型コロナウイルスの治療薬として期待されている抗インフルエンザ薬「アビガン」に関連する銘柄が買われました。

グループ会社が「アビガン」を開発した富士フイルムホールディングス(4901)が+6%超高の急騰となり、その原材料の生産開始を発表したデンカ(4061)は+24%高の大爆騰のストップ高で引けています。