また、医薬品株が総じて大きく値を上げ、塩野義製薬(4507)、中外製薬(4519)、エーザイ(4523)が堅調に上昇し、除菌関連製品の売上増加が続く小林製薬(4967)は上場来高値を更新しています。

その他では、翌週(4月6日~の週)に上期決算発表を控えたファーストリテイリング(9983)が買い戻され、前日に12日ぶりに反落した任天堂(7974)も再び上昇したのが目を引きました。

一方、新型コロナウイルスの感染拡大による広告出稿の激減懸念などから電通グループ(4324)が大幅下落で約7年4カ月ぶりの安値を付け、リクルートホールディングス(6098)も大幅安で5日続落となりました。両銘柄とも年初来安値を更新しています。

また、前日に業績見通しを大幅下方修正したキューピー(2809)が一時▲10%安に迫る暴落となりました。

その他では、自動車株が下げ止まらず、SUBARU(7270)が一時▲10%安の暴落となり、マツダ(7261)と日産自動車(7201)とともに年初来安値更新となったのが注目されました。

新興市場(東証マザーズ)では、メルカリ(4385)が大幅安で5日続落となり、そーせいグループ(4565)やサンバイオ(4592)なども大きく値を下げました。一方、ミクシィ(2121)が逆行高で値を上げています。

葛西 裕一