そこで、次のような点を事前に話し合い、結婚後の生活をイメージしておくことをオススメします。
日常生活
- 家計はどちらがやりくりするのか
- どうしても譲れない趣味や娯楽はあるか
- 昼食代やタバコ代など、結婚後に節約できる項目はないか
将来のプラン
- どのようなマイホームを購入したいか
- 共働きを希望しているのか
- 子どもが欲しい場合は、いつごろ、何人くらい欲しいか
実家の事情など
- 両親の介護の必要性
- 相続する予定の財産はどのくらいあるのか
- 奨学金を利用していれば、どのような返済計画を立てているのか
結婚前に一緒に暮らしているカップルであれば「日常生活」に関することがらは、すでにお互い理解しあえているかもしれませんね。しかし、将来のプランについては、まだ十分話し合えていない人もいるのでは?
そして、最後の3つはお互いの家族に関することがらも含まれるため、相手に聞くことを遠慮する人の方が多いと考えられます。
今後の二人の資産形成に大きく関わってくる事情があれば、自分から相手に詳細を伝えておくことができると望ましいですね。
結婚後に「そんなこと知らなかった!」と揉めるリスクを極力減らせるかもしれませんし、この先、いつ・どれくらいお金が必要となるのか、などの見通しが立ち、資産形成のプランも立てやすくなるのではないかと思います。
結婚後にお金でモメそうになったら
とはいえ、どんなに丁寧に話し合っていたつもりでも、結婚後にお金のことで揉めてしまう場合があるはずです。
なかでも目立つのが「お小遣い」に関するモメごと。
「毎月のお小遣いが足りない」「家計に余裕はない」と、夫婦で衝突してしまうケースも珍しくありません。
ここで抑えておきたいのは、「相手の意見に耳を傾けているか」「家計の状況を把握しているか」という点です。