本当にお金が足りないのに「無駄遣いをしているから赤字なんだ!」と決めつけられる、給料は上がったのにお小遣いアップは断固拒否…。
このような状況では、相手への不満がたまるばかりでしょう。相手の要求を一方的に否定するのではなく、「なぜそう言っているのか」という背景をくみとったうえで判断したいですね。
そして、どうしても家計が厳しいのであれば、その事実をきちんと説明しましょう。
家計簿や通帳を見せて、夫婦のフトコロ事情を共有しておくことはとても有効です。
「ボーナス支給月にはお小遣いを上乗せする」「マイカーのローンが完済したらお小遣いを増額しよう」といった条件を提示すると、相手も納得しやすくなるのではないでしょうか。
夫婦のお金を「見える化」することで、貯蓄計画や人生設計にも共通の目標が見えやすくなるのではないでしょうか。
夫婦で乗り越える「子育て期間」
さて、子育て期間はライフスタイルが激変し、お金にも時間にも余裕がなくなりがちです。
「結婚直後はおだやかだったが、妊娠・出産を機に夫婦仲が険悪になった」という家庭も少なくありません。
子育てが始まると、家族に関する悩みや、お金に関する問題が次々と発生します。
そんな時期にすれ違い生活が続いてしまうと、子育てや家事の負担が妻(または夫)に集中することに。
家計の悩みについて相談できずにいた結果、あとから夫婦のトラブルになる可能性もあるでしょう。