「夏の花壇にヒマワリを植えたい」そんな方に、園芸店やホームセンターに行く前に、読んでほしいお話です。
小学生のころに学校の授業などで育てた一般的な「ヒマワリ」は、人間の背丈ほど大きく育つうえ、一株から一輪しか咲きません。
そこで注目したいのが、草丈はあまり大きくならず、ヒマワリのように真夏に鮮やかなイエローの花を咲かせる、通称「ヒメヒマワリ」と呼ばれているお花。今回は、夏の庭を鮮やかに彩ってくれる、2種類のお花について詳しくご紹介します。
ぜひこの夏に、育てやすい「小さなヒマワリ」で、おうちの庭を明るくしてみませんか。
1. 多年草のヒメヒマワリ、イエローの花が〈夏の庭〉を明るく彩ってくれます
うちの庭で咲くヘリオプシス1/5
筆者撮影
わたしが夏の庭におすすめしたいのは、ヘリオプシスです。「ヒメヒマワリ」の名で流通することもあるとおり、小さなヒマワリのような、明るく鮮やかなイエローの花を咲かせますが、分類上は、一般的なヒマワリとは別の植物です。
ヘリオプシスは、大輪の花を咲かせるヒマワリとは異なり、茎を分岐させながら、手のひらサイズくらいの小さな花を次々と咲かせる多年草です。
一般的なヒマワリのイメージは、一つの株がとても大きく育ち、大輪の花をひとつだけ咲かせるというもの。これに対して、ヒメヒマワリの名でも親しまれるヘリオプシスは、数えきれないほどたくさんの花を咲かせてくれるところが魅力です。
1.1 ヒマワリのような花を咲かせますが、冬越しできます
多年草のヘリオプシスサマーパレット(PWシリーズ)2/5
筆者撮影
わが家の庭に咲くヘリオプシスのひとつに、PWシリーズの「ヘリオプシスサマーパレット」があります。
6月の下旬からから晩秋まで、茎が分岐し、次々とお花を咲かせてくれます。
小さなヒマワリのような花をたくさん咲かせますが、実は多年草で、もちろん冬越しし、翌年も花を咲かせてくれます。
冬はマイナス20度まで耐えられるとされており、ほとんどの地域で冬を超すことができそうです。わたしの住む、近畿地方では、冬越し中は地上部は枯れてしまいますが、毎年、春になるとしっかり芽が出てきますよ。
2. 一年草の〈小さなヒマワリ〉も素敵です
うちの庭で咲く一年草「ソルシーカー」3/5
筆者撮影
一年草のヒマワリにも、あまり大きくならない品種があります。コンパクトに夏らしい花を楽しめることもあり、とても人気があります。
近所のホームセンターに並ぶと、あっという間に売り切れてしまうほどです。
わが家の庭で育てている一年草の鉢植えヒマワリ「ソルシーカー」は、3号ポットの苗が、どんどん分岐して成長し、100輪以上お花を咲かせます。わが家のある近畿地方の場合、初夏から夏の終わり、秋のはじめくらいまで、楽しめますよ。
2.1 種まきから育てやすいのも魅力!一年草の小さなヒマワリ
一年草の小さなヒマワリは、種なら200円から300円で手に入る品種がほとんどで、たくさんの苗を育てられます。品種や地域にもよりますが、春から初夏が発芽適温なので、説明通りに土に種まきすれば簡単に60日後くらいにお花が咲きだします。
種まきからでも簡単に育てられますが、お花が咲くまで60日ほどかかるので、この夏、今から楽しみたい場合は、苗を選ぶほうがおすすめです。種から育てたい場合は、ぜひ来年、早めに種を手に入れてくださいね。
3. 今から育てるなら、苗がおすすめ。初夏から秋まで花が咲きます
わが家の庭で咲くヘリオプシス4/5
筆者撮影
多年草のヘリオプシスと、一年草のヒメヒマワリ「ソルシーカー」。どちらも、春から初夏に良く苗が出回ります。
わが家で植えてみた経験上、およそ初夏から10月頃まで花が咲き続けてくれます。秋になっても花を楽しめるので、とてもおすすめです。
苗は、3.5号ポットで一株500円前後。一年草のものは秋で終わりですが、多年草のヘリオプシスなら、翌年からボリュームアップするのでお得と言えそうです。
庭に夏を感じさせてくれるお花が1本あるだけで、明るく華やかに見えるかもしれませんね。
日当たりが悪いとお花の数が半減するので最低でも半日、できれば一日中日向の場所で育てるのがおすすめです。ただし、水切れが起きやすいので水やりを忘れないこともポイントです。
わが家のヘリオプシス5/5
筆者撮影
また、多年草のヘリオプシスは、庭植えにする場合は、この秋が植え時です。
夏を彩るイエローが美しい、「小さなヒマワリ」。お好みに合わせた品種でぜひお試しくださいね。
参考資料
mappysgarden