「夏の花壇にヒマワリを植えたい」そんな方に、園芸店やホームセンターに行く前に、読んでほしいお話です。
小学生のころに学校の授業などで育てた一般的な「ヒマワリ」は、人間の背丈ほど大きく育つうえ、一株から一輪しか咲きません。
そこで注目したいのが、草丈はあまり大きくならず、ヒマワリのように真夏に鮮やかなイエローの花を咲かせる、通称「ヒメヒマワリ」と呼ばれているお花。今回は、夏の庭を鮮やかに彩ってくれる、2種類のお花について詳しくご紹介します。
ぜひこの夏に、育てやすい「小さなヒマワリ」で、おうちの庭を明るくしてみませんか。
1. 多年草のヒメヒマワリ、イエローの花が〈夏の庭〉を明るく彩ってくれます
わたしが夏の庭におすすめしたいのは、ヘリオプシスです。「ヒメヒマワリ」の名で流通することもあるとおり、小さなヒマワリのような、明るく鮮やかなイエローの花を咲かせますが、分類上は、一般的なヒマワリとは別の植物です。
ヘリオプシスは、大輪の花を咲かせるヒマワリとは異なり、茎を分岐させながら、手のひらサイズくらいの小さな花を次々と咲かせる多年草です。
一般的なヒマワリのイメージは、一つの株がとても大きく育ち、大輪の花をひとつだけ咲かせるというもの。これに対して、ヒメヒマワリの名でも親しまれるヘリオプシスは、数えきれないほどたくさんの花を咲かせてくれるところが魅力です。
1.1 ヒマワリのような花を咲かせますが、冬越しできます
わが家の庭に咲くヘリオプシスのひとつに、PWシリーズの「ヘリオプシスサマーパレット」があります。
6月の下旬からから晩秋まで、茎が分岐し、次々とお花を咲かせてくれます。
小さなヒマワリのような花をたくさん咲かせますが、実は多年草で、もちろん冬越しし、翌年も花を咲かせてくれます。
冬はマイナス20度まで耐えられるとされており、ほとんどの地域で冬を超すことができそうです。わたしの住む、近畿地方では、冬越し中は地上部は枯れてしまいますが、毎年、春になるとしっかり芽が出てきますよ。