「知らなかった」では済まない老後の大きな出費~見落としがないよう再チェックを!

確定申告も忘れずに!

会社勤めが長かった人がもう1つ忘れがちなのが、「年末調整前に退職した場合は確定申告が必要」ということです。

会社勤めの間は、副業をしたり、医療費控除や住宅ローン控除などを受けたりしない限り、自分で確定申告をする必要はなかったでしょうが、これからは自分で確定申告をしなくてはならないのです※。

※年金収入のみで、年間収入400万円以下の場合は、確定申告不要制度が利用できます。

きちんと確定申告をすれば還付金が戻ったり、健康保険料や住民税の金額が下がったりすることもあるので、確定申告も忘れずに行いましょう。

源泉徴収票や生命保険料控除証明書など、確定申告に必要な書類を捨ててしまわないように、大切に保管しておいてください。

おわりに

会社勤めが長かった人に話を伺うと、予想外に「定年後の健康保険料や住民税の存在を忘れていた」「確定申告が必要なことを知らなかった」という人が多くいました。

定年前の給与額によっては定年直後の健康保険料や住民税が非常に高額になるので、うっかり忘れていると、予定外の出費でその後の生活が苦しくなる可能性があります。「老後の準備は完璧!」と思っていても、今一度老後の資金計画を見直してみましょう。

【参考】
高年齢者雇用安定法とは 65歳までの雇用を義務付け」(日本経済新聞)
平成29年就労条件総合調査の概況」(厚生労働省)
No.103 家計調査結果からセカンドライフを生活設計」(総務省統計局)

吉田 浩絵

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。

約10年間セラピストとして活動後、IT企業での勤務を経て、現在はフリーランスライターとして、お金に関する記事を中心に 執筆・活動中。
むずかしいお金の話をわかりやすくお伝えします。