子どもと一緒にいられることに無上の喜びを感じる一方で、子どもに時間的にも精神的にも拘束されている…そんな相反する気持ちを抱きながら毎日ママは頑張っているのです。

「なんで私だけこんなしんどい目に…」

さらにママたちがつらくなること。それは子ども第一で、自分のことは二の次、三の次になっているのに、周囲の人が自由で身軽に行動しているのを目の当たりにしたとき。

「なんで自分だけこんなしんどい思いをしなければならないんだろう…」と思ってしまうのです。

朝から子どもの世話にてんやわんやしている横で、夫は新聞を読んで朝食を食べ、会社に出かける…。普段の変わらない風景だけど、ママにとってはこれがうらやましい。

「自分は子どもが産まれる前と後で生活が激変したのに、夫は何も変わらない生活ができてうらやましい…」

もちろん、そんなことはありません。パパだって、子どもをお風呂に入れたり、会社帰りに買い物をしたり…できることはしてくれているんです。でも、どうしても疲れて余裕がないときは、「なんで私だけ…」という気持ちになってしまうのです。

また、テレビや雑誌で働くママに関するニュースを見たときにも、同じような気持ちが湧いてきます。