「あの人には子どもを預けて外で自由に働ける時間があって、うらやましい…」

実際は働くママだって、子どもの預け先を確保したり、何より仕事を探したりするのに想像を絶する苦労をしているはず。でも、つらいときはそこまで想像力を働かせることがなかなかできないんですよね。

こうして、自分よりほんの少しでも自由な人たちを見るにつれ「うらやましい」「なんで自分だけ…」という気持ちになってしまう。これが子育てでもっともつらいことのひとつなのではないか…と筆者は考えます。

自分だけ取り残された感じ。自分だけが味わう孤独感…。まだまだ意思の疎通ができない赤ちゃんと一緒にいると、そんな気持ちにとらわれ、心が折れてしまいそうになる…そんな経験、皆さんもありませんか?

子どもがまだ小さい時期の孤独感や、周りの人をうらやましく思う気持ちは、時が解決してくれます。それは確実です。「そういえば、あんなふうに悩んでいたこともあったなぁ…」なんて懐かしく思える日は必ず来ます。

でも、今まさに、そんな気持ちにさいなまれている人にとって、未来なんて遠い先の話。今の気持ちをなんとかしてほしい、と思っているはず。