転職で成功する人、失敗する人とは

最後に、日系企業に比べて給与水準が高く、年収1,000万円を超えて2,000万円、5,000万円といった超高収入を狙うことも可能とされている外資系企業の勤務経験者が考える、「転職で成功する人」の特徴についてご紹介します。

一つは、「目標に対してどん欲に取り組むことができる人」。いわゆる実力主義の外資系企業は、成績が悪ければ給与は減り、最悪クビになることもある厳しい世界です。そのような状況下でどん欲に目標を追い続け、「必ず成果を上げる」というストイックさが必要とされます。

一方で、意外にも「個人の成績だけではなくチームワークを大切にできる、いつも話しかけやすい雰囲気で聞き上手な人」であることも求められるそうです。

圧倒的な実績を残せるような人材はさておき、一緒に働きづらい「コミュニケーション不足な人」から職場を去っていくことが多いようです。

実力社会とはいえ、自分のことしか考えられない個人主義が過ぎる人では、同僚たちから煙たがられてしまいます。厳しい環境だからこそ、気配りができて誰からも好かれるような人間性も求められるのかもしれません。

おわりに

転職をして年収アップを目指すなら、まずは給与水準の高い業界や職種をチェックすることが近道と言えます。あるいは自分の能力を試したいなら、実力主義的な風土の職場に挑戦してみるのも良いでしょう。

自分の現在のスキルや経験はもちろん、さらなるキャリア形成のために必要とされる資格や伸ばしたい能力、働きやすい職場環境などについて総合的に考えたうえで転職活動に臨み、より良い働き方に繋がる道を切り拓いていってください。

【参考】
平成30年雇用動向調査結果の概要」厚生労働省
教育訓練給付制度」厚生労働省

LIMO編集部