そうこうしているうちに連絡メールが届き、恐る恐る読んでいくと「3月2日から春休み前まで休校」という文言が目に飛び込んできました。長い春休みが決定した瞬間です。
その日、例年なら修了式の1週間前から分散して持ち帰ってくる荷物を抱えて筆者の子供達は帰宅してきました。先生も慌てて2時間で5時間分の授業をしたと教えてくれました。
新型コロナウイルスでの休校措置のお知らせに未習単元のテスト、卒業式しか行事が書いてない3月の学校行事予定表を渡されたことで、今起きていることが現実だとようやく実感できるようになりました。筆者は在宅ワークをしていることもあり突然の事態に何とか対応することもできますが、仕事をしている多くの親にとっては一大事です。
学童に登録していない児童への対処は…
子供が学校に行っている短時間だけ仕事に出ている親はたくさんいます。そういった家庭の子は学童登録をしていない、または登録条件に合わないこともあり、普段はそのまま下校して親の帰宅を数十分待つ程度の留守番をしています。周囲にも3時や4時までの勤務というママは多く、学童に登録していない、できない家庭での混乱は容易に想像できます。
筆者の子供達が通う小学校では今回の緊急措置で平日の預け先がない児童が多数出ることを考慮し、そういった子供達は通常通り学校へ行き、教室で過ごす受け入れ態勢を急遽設けたそうです。しかし、学年は限定されており高学年は家で過ごすことになりました。
5年生の子供がいるママ友の1人は、「仕事もあるし、平日の日中に外出しないように先生にも言われているみたいだから子供が部屋に缶詰状態でストレス溜まらないか心配」と嘆いていました。