ディズニーとインポッシブル・フーズが提携

タイプは何であれ、動物由来の食物を避けようとしている人が増加している社会現象に伴って肉や乳製品の代替食の需要が高まり、代替商品が次々と市場に出回るようになりました。

そのなかでも、本物の肉に近い風味や感触を味わえると評判の植物由来の代替肉を開発したアメリカの「ビヨンド・ミート社」「インポッシブル・フーズ社」は2019年急成長を遂げたことは昨年話題になりました。

特に、ビヨンド・ミート社は2019年5月に新規株式公開し、その後3カ月の間に一時600%高騰しました。インポッシブル・フーズ社はまだ、株式公開はしていませんが、バーガー・キングと提携し「インポッシブル・ワッパー」などのファストフードメニューで人気を博しています。

2019年9月にディズニー社はディズニーパークやリゾート内のメジャーなレストラン等にヴィーガンメニューを加えていくことを発表しました。

また2月にはインポッシブル・フーズ社とパートナーシップを提携し、インポッシブル・バーガーを「ディズニー推進」植物由来のバーガーとしてパークやリゾートだけではなく、ディズニークルーズラインでも提供していくことや、今後インポッシブル・ミートを使用したヴィーガンメニューを充実させていく、とヴィーガンフレンドリーに本腰を入れる姿勢を示しました(※1)。

米Bloomberg(※2)によれば、「投資銀行Barclays Plcは、今後10年間で代替肉市場は1,400億ドル規模になるだろうと予測している」ということですが、これはディズニーのニュース前の予測ですから、ディス二―が関わってくればそれ以上になることも期待されます。