組織委員会広報:我々としては、両者のプログラムや採用方法も大きく異なることから、「アシスタントキャスト」については、追加のボランティアではなく、大会ボランティアとは別枠の大会への参加機会と捉えていただければと思います。
――すでに選考・決定している大会ボランティアの人も、この「アシスタントキャスト」に応募できますか。都市ボランティアの人は各自治体に尋ねればいいですか。
組織委員会広報:可能です(注1)。ただし、両方を活動するとなると、スケジュールの調整等をご自身で行っていただく必要があります。都市ボランティアの方は、各自治体にお尋ねいただければと思います。
(注1)募集は2月28日にて終了
――パソナの広告の件をはじめ、「アシスタントキャスト」などの募集など、こういったことが決まっているのであれば早く知っておきたかったというボランティアも多いのではないでしょうか。最初から選択肢がいろいろあることを伝えていただくのは難しいのでしょうか。
組織委員会広報:東京2020大会には多くの方々に様々な形で参加いただきます。そして、大会スタッフの採用などはすべて予算や計画に基づいて公表し、実施するのですが、大会運営を取り巻く状況が刻一刻と進展していく中で最初からすべて公表するのが難しかったことは、我々としても大変ご不便をおかけしたと思っています。
――いろいろと具体的にご説明いただいてありがとうございます。私も大会ボランティアとして東京2020大会に参加する予定ですが、今日初めて知ったこともたくさんありました。
ただ仕事柄、私などはボランティアの中でも、かなり情報を持っているほうだと思いますが、地方都市にいて、周りに一緒に参加するような人がいないボランティアは不安に感じているのではないでしょうか。
傳:もしそのようなことがあれば、一人一人のボランティアの方に丁寧に対応していきたいと思っています。
――いいニュースもたくさんあると思うのです。たとえば、選手村のベッドですが、オフィシャル寝具パートナーの「エアウィーヴ」が東京2020大会のために独自に開発した最新鋭のマットレスを備えたベッドです。
ところが、環境に配慮して段ボールで作られているということだけが一人歩きして、「粗末だ」とか「選手に対するおもてなしがない」などと言われてしまう。組織委の情報の出し方がよくないのではないかと思ってしまいます。