「この子と一緒に死のうと思った…」産後うつの苦しみから脱け出すには?

待ちに待った赤ちゃんの誕生。それなのに、いざ生んでみると、どうも気分の浮き沈みが激しかったり、突然涙が出てきたり、目の前の我が子を可愛いと思えなかったり......。

重症になると、赤ちゃんを傷つけるような衝動に駆られたり、自殺について繰り返し考えてしまうことも。これらは産後うつと呼ばれ、出産した母親の約10人に1人がかかるといわれる症状です。

これは必ずしも初産のママだけに起こるものでなく、2人目や3人目の産後にも発症の可能性があります。筆者も2人目を産んだ直後、赤ちゃん返りをする上の子と、泣き止まない赤ちゃんを抱え、「いっそ、3人で死んだ方が皆幸せなのかも...」と、ベランダから下を見つめていた時期もありました。

続きを読む

参考文献:「Postnatal Depression(産後うつ病)」(Royal College of Psychiatrists)

産後うつが誰にでも起こりうる理由

症状は産後1~3週間後に現れるのが一般的ですが、数ヵ月後や1年後に発症するケースも。産後、数週間で症状がピークを迎えるママや、1年続くママもいたりと、期間も様々です。これは精神が弱いから起こるわけではなく、誰にでも等しく起こりうるものです。

出産後は妊娠ホルモンが激減して気分の浮き沈みが激しくなる上に、甲状腺で分泌される他のホルモンも減少し、疲れやすくなり、憂うつな気分になりがちです。

参考記事

ニュースレター

メールアドレスをご登録いただくと、毎朝LIMOの更新情報をお届けいたします。
泉 彩

メガバンク法人営業のち、金融系IT企業で働く2児の母。渋谷区子育て議員。ワンオペ育児コンサルティング代表。
フランスでの留学と子育て経験をもとに、日本の通説に振り回されない育児の記事を執筆中。年間の読書数は300冊を超え、論文や研究に基づいた記事も得意。著書『そんなもの、やるな!』『母親失格』(Kindle出版)他
Twitter(気軽にフォローしてください♪)
Youtube毎日配信中!