また、ただでさえ出産という一大事を終えて身体が疲れている中、昼夜関係なく赤ちゃんの世話に追われ、まとまった睡眠が取れなくなります。睡眠不足が極度の疲労やイライラをもたらすことも、産後うつの症状につながります。

ホルモンの影響で感情が不安定になる上に、寝る暇もなく赤ちゃんの世話に追われる日々。どんなに健康な人でも、うつに近い状態になる可能性は十分にあります。では、産後うつになったら、どう対処すればいいのでしょうか?

産後うつかな?と感じたら

まず、自分の感情を受け止めてくれる人に話しましょう。誰かに話すことが億劫であれば、紙に書いたり、パソコンで打ち込んでも構いません。アウトプットすることで、気持ちの整理ができて、自分が何に対して辛いと思っているか分かるようになります。

気持ちの整理をして、「自分には一人の時間が必要だ!」と思ったら、家族やベビーシッターさんに赤ちゃんの面倒を見てもらい、その間に罪悪感なくママは外出しましょう。ずっと赤ちゃんと一緒にいなければいけないわけではありません。マッサージに行ってリラックスするのもいいですし、妊娠前からの趣味に顔を出すのもいいですね。

もし「ゆっくり家で休みたい」ということなら、家族やシッターさんに赤ちゃんを外に連れ出してもらい、ママは家で眠りましょう。赤ちゃんの世話をしてくれる人はいても、ママの身体を休ませられるのは自分だけ。出産を乗り越えた自分を思いっきり甘やかし、いたわりましょう。

それでも悩みが解消できない、憂うつな気分から抜けられないときには、ためらわずにメンタルクリニック・心療内科に相談しましょう。赤ちゃんのためにも、自分のことを後回しにせず、早く対処をすることが大切です。