Eさん 「ご祝儀や出産祝いのプレゼントなど、お祝いごとに関する出費は絶対に抑えません。一生の思い出に残る場面ですから、マイナスイメージを持たれると、いつまでも消えないものです」
Fさん 「節約は、自分に関する範囲だけに絞っています。たとえば、飲み会代は『交際費』として割り切り、仕事帰りにコンビニに立ち寄って缶ビールを買うのは『無駄遣い』という感じです。家計の判断基準を持つと、人づきあいの支出もコントロールできますよ」
Hさん 「冠婚葬祭に包む金額には地域差があると聞いていたので、義家族がらみの結婚祝いやお香典などは、いくら包めばいいのか事前に義父母に相談することにしています」
一度でも「金欠?」「ケチだなあ」という印象を与えてしまうと、そのイメージを覆すのは容易ではありません。おつきあいにかかわる場面では「相手側がどう思うか」を意識していきましょう。
帰省時期の悩み「お年玉」と「お盆玉」って、いくら?
先述のDさんのように、帰省の際に親戚の子供たちと顔を合わせるという方も多いでしょう。お正月の時期は、親戚の子供たちから大人気になる人もいるのではないでしょうか。でも、子供たちの人数が多いと、お年玉にも悩んでしまいます。世の中の「お年玉相場」を見てみましょう。
住信SBIネット銀行㈱が実施した「お年玉に関する意識調査 2020」の結果によると、お年玉の金額は以下の通りとなっています。
・高校生以上 5,000円~1万円以下
・中学生 3,001円~5,000円以下、あるいは5,000円~1万円以下
・小学校高学年 3,001円~5,000円以下
・小学校低学年 1,001円~3,000円以下
・小学生未満 1,000円以下
お年玉をあげる予定のある人は67.8%(前年67.3%)で、子供の人数は平均3.9人(前回3.8人)、大人側の平均支出額は、2万6,642円(前年度は2万6,166円)となっています。
「たまの帰省だから、仕方ない」と考えつつも、実は、「5人以上」の子供にあげる人の割合が最も多く(31.9%)なっているのです。しかも、最近は夏休みの「お盆玉」も広まってきています。