「ドケチ認定」された4人の失敗談

Aさん 「よく居酒屋で女子会をします。ちょうど金欠の時期に、『私はデザートを我慢しようっと』『飲み放題は高いからやめとこうよ』などと言ってしまったことがあります。それ以降、そのグループの飲み会に全く誘われなくなりました。さりげなく理由を聞くと、『あなたがいると金額を気にしないといけないから』とのこと。どうやら、友人たちにケチな人だと思われてしまったようです」

Bさん 「友人の自宅に数名でお邪魔したとき、『気を遣わなくていいからね』という言葉を鵜呑みにして手ぶらで行ったことがあります。ところが、私以外の人はしっかり洋菓子や紅茶などを持参していました。そして、私がお手洗いに行っている間に友人たちが『〇〇ちゃん、手ぶらだったね』『ちょっとびっくりしちゃった』とボヤいているのを聞いてしまい、恥ずかしいやら情けないやら。ほんの少しの出費を削ったことで、常識がない人だと思われてしまいました」

Cさん 「結婚式の費用を節約したくて、お車代の金額を少しだけ抑えました。すると、あとになって一部の参列者が『お車代があれだけとは思わなかった』『相場を知らないのかしら』と不満をもらしていたようで、話が広まったようです。節約できた金額より、失ったもののほうが大きかったのかもしれません。」

Dさん 「子どもが3人います。夫の姉のところは一人っ子です。義姉が姑に『お年玉を3人に5,000円ずつ渡しているのに、うちの子には5,000円しかもらえないから毎年大赤字』とグチっているのを聞いてしまい、血の気が引きました。我が家がもらう金額のほうが多いことは分かっていたのだから、事前に金額を相談したり、こちらが少し多めに包んだりすればよかったのかもしれません。次の帰省が憂鬱です」

楽しくおめでたいイベントが苦い記憶になってしまったとは残念です。もともと親しい間柄だったからこそ、「ちょっとくらい節約してもいいかな?」と思っての言動が、予想以上にその後の人間関係に響いてしまったのかもしれません。

お金のことで迷った時は

お金を大切にしているからこその行動であっても、時と場合によっては人から「ここでケチるなんて」と思われてしまいます。そこで、節約に取り組みながら適切な支出を心掛けている人に、交際費についての考え方を聞いてみました。