このような事件へと発展してしまった原因は、男性が『女性店員の態度が気に入らなかったから』。単に『店員の態度が悪かった』という理由で、男性はここまで怒りをあらわにし、結果的に警察が出動するまでの事件へと発展させてしまったのです。

ただ、この件に関しては、本当に女性店員の態度が悪かったとしても、ここまで物事を大きくしてしまう必要性はまったく無く、結果的にその場にいた他の顧客にも迷惑を掛けてしまっています。これは、クレーム行為以外の何ものでもないと言って過言ではないでしょう。

まとめ

近年は『ストレス社会』のあおりを受けてなのか、このように他人に対して理不尽な文句をつけて騒ぐクレーマーのエピソードを耳にすることが多くなっているように感じます。ここでご紹介したエピソード以外でも、学校やご近所付き合いの中でなど、意外と身近な場面でクレーマーに遭遇したという人も多いのではないでしょうか。

万が一、クレーマーに遭遇してしまった場合は、けっして相手の感情に巻き込まれることなく、できるだけ冷静に対応するように心掛けたほうがよいでしょう。そうすることで、相手の感情の高ぶりを抑えることができるかもしれません。

ただ、もっと気をつけたいのは、自分自身がクレーマーになってしまわないようにすることでしょう。たとえこちらが対価を払っていたにせよ、商品やサービスを提供する人に対して強く出ていいというものではありません。また、通信手段の発達により、顔が見えないやり取りをする機会も増えてきましたが、電話越し・パソコン越しだったとしても、その向こうには実際の人間がいます。

ひとりひとりが、相手に敬意をもって接するということを、心がけていくことで、クレーマーとよばれてしまう人が、ひとりでも減っていくことを願ってやみません。

LIMO編集部