ムチャな要求をしてくる人。ちょっとしたことでも文句を言ってくる人。そんな人達とは、なるべく関りを持ちたくないものです。しかし、そう願っていても、接客業などに従事している場合、クレーマーの存在は避けて通ることができないもの。今回は実際に起きた、様々なクレーマーエピソードをご紹介します。

事例1)飲食店でおきたクレーマーエピソード

「週末の夕方ということもあり、お店は満席に近い状態でした。」と、当時の状況を語るのは、とある飲食店で、ホールを担当していたAさん。

 その日、Aさんは、とあるテーブルでボトルワインのオーダーを受けました。その注文を通した直後、キッチンから別テーブルのお客様のお料理が出来上がったと伝えられ、Aさんは、出来上がった料理を手にホールに出て行ったのです。すると、別テーブルに料理を運ぶAさんを見て、ボトルワインをオーダーしたお客様が激怒したのです。『何してるんだ!すぐにビールをもって来い!!』お客様のあまりの剣幕に、Aさんは思わず身をすくめました。

しかも、注文はボトルワインだったはずなのに、お客様はビールを持ってこないと怒っています。『えっ?ビールって…ワインのオーダーだったはず…』と、一瞬頭が混乱してしまったAさんは、その場ではただ戸惑い、動けなくなってしまいました。すると、その様子を見たお客様は、さらに激怒。周りのテーブルの方にも聞こえるほどの大声でAさんを罵倒し始めたのです。

最終的に、その騒ぎに気付いた店長が出てきて謝罪をしたことで、その場は収まりました。さて、この場合、Aさんには何か激しい落ち度があったのでしょうか?