パワハラに対する社会の目が厳しくなっている昨今、管理職の立場にある人は部下への接し方に神経質になることもあるでしょう。また、この社会的風潮を逆手に取った部下たちによる「逆パワハラ」という現象も起きているようです。
では、逆パワハラにはどう対処していけばいいのでしょうか。
そもそも逆パワハラとは?
世間のパワハラに対する風当たりが厳しいことで企業のコンプライアンス意識が過剰になり、特に管理職へのプレッシャーが増しています。それが逆に部下たちの度を越えた権利意識を生み、「逆パワハラ」が横行しやすくなっているといいます。
どんな「逆パワハラ」があるかというと、たとえば、少しキツイ口調で注意しただけでも「人事部に報告します」と言ってきたり、社内のヘルプラインに連絡するようなケース。たとえ部下のためを思っての指導だったとしても、それが伝わらないことがあるのです。
また、何か気に食わないことがあると、周囲に無視や指示のボイコットをするよう煽り、上司を孤立に追い込むケースも。こうした場合、仕事が滞り取引先の納期に遅れてしまうなど、影響が社内にとどまらないこともあります。