小さなベビーカーのママ友に起きたアクシデント
子どもが生後10カ月頃のこと。休日に同じくらいの月齢の子どもを持つママ友と、電車移動をしていたことがありました。筆者は先述の通り三輪の大きなベビーカー、ママ友は四輪の軽いベビーカーにそれぞれ子どもを乗せていました。
2台のベビーカーが横並びで電車に乗っていたので、それなりのスペースを取ってしまっていました。ましてや筆者の押している方のベビーカーは、だいぶ大きい。ラッシュ時を避け電車の端っこにベビーカーを寄せていても、なんとも言えない罪悪感があり、「早く駅に着かないかな」とずっと心の中で願っている状態でした。
目的の駅に到着し、筆者が先にホームへ降りて振り返った時、ママ友のベビーカーが電車とホームの隙間で止まっていました。どうやらタイヤが挟まったのか、上手く小回りが利かず動けない状態。
乗っている子どもをいったんベビーカーから降ろして抱っこ紐に切り替えようか、しかしそれをやっている間に電車のドアが閉まってしまう。そんなママ友の焦りが手に取るようにわかりました。ママ友は後ろにいる下車したい人と、目の前にいる乗車したい人の間に挟まれているような状態だったからです。
慌てているママ友のもとへ、ホームに子どもをベビーカーごと置いて助けに行こうかと一瞬悩んでいたら、目の前にいた女性がママ友を助けてくれて、無事に下車。ようやく筆者のところに来たママ友は「あ~、パニックになっちゃった!」と顔を真っ赤にしていました。
後からママ友に聞くと、特に古い駅内では隙間にタイヤが挟まることがあり、また街中でも小回りが利かずにつっかえたりしてしまうことが少なくないそう。ママ友に言われて気付きましたが、筆者はそのような走行の滞りが起きたことは一度もありませんでした。