子育ての必須アイテムのひとつ、ベビーカー。まだ自力では歩けない乳児期はもちろんのこと、歩行が可能な年齢になっても歩き疲れたり眠ったりした時には抱っこによる親の肉体的負担を減らしてくれる必需品です。個人差はあるものの、生後すぐからだいたい3歳頃までは使い続けることになります。

初めてベビーカーを買おうとするとき、その種類の多さに「どれを選んだらいいのかわからない!」と悩むことは珍しくありません。筆者ももちろんそうでした。ここでは、大型のベビーカーを買った筆者の経験談をお話します。

まず悩むのが、コンパクトタイプか大型タイプか

ベビーカーは大きく分けて、軽量でコンパクトなタイプと重くて大きなタイプの2種類があります。前者は軽いものの強度や走行時のスムーズさにどうしても不安が残り、一方で後者は安定性があって軽い段差ならラクラク乗り越えられますが、大きくてかさばったり持ち運びが大変だったりします。

先日、ベビーカー「MELIO(メリオ)」などを展開するドイツ生まれのベビー用品ブランド「サイベックス」(CTP JAPAN株式会社)が行った調査によると、持ち運びのしやすさから軽さを重視してベビーカーを選んだママの7割以上が使いにくさを感じていることがわかりました。具体的には段差やアスファルトの通路などで走行性の悪さを感じている現状があるようです。

筆者も子どもが産まれる直前のベビーカー選びで、どちらにするか悩みました。結局、「うちの近所には段差もたくさんあるし、壊れてもう一度買うことになったらイヤ。それに多少大きくて重くてもベビーカーを持ち運ぶ時間より子どもが乗っている時間の方がずっと長いんだから…」ということで、大きい三輪タイプを購入。三輪タイプは新品で買うと割高だったので、中古で安くゲットしました。