・「テーマパークの近くに勤めていました。通勤電車でたまに見かけるのが、ぎゅうぎゅうの満員電車にベビーカーを畳まずに入ってくるお母さんです。楽しみなのはわかるのですが、キャラクターのカチューシャをしたりドレスを着た幼児をこの時間に乗せないであげればいいのに…と思ってしまいました。あと1時間入場を遅らせるだけで、ラッシュは避けられます。私たちもなるべくベビーカーを潰さないように配慮しますが、そのお子さんを守るために、こちらが必死で耐えていることも気づいて欲しいです」

・「うちの子供は黙っていられません。いくらおもちゃやお菓子で釣っても長時間は無理。年末年始など電車内で肩身が狭く、帰省が憂鬱でした。しかし、ある年に『パパを待たずに混雑時期になる前に帰ったらどうだろう』と思いつきました。空席状況を調べると、周囲にまだ空きのある車両を発見。夫に相談し、早々に帰省することにしました。息子は『長距離移動=混雑した車内』しか知らなかったのですが、空席の多い車両でリラックスしたのか、いつもより穏やかに乗車していました。私も例年より早めに家事から解放され、一石二鳥でした(笑)」

・「途中下車のできない飛行機移動は不安でいっぱいでした。しかし、事前に娘と一緒に飛行機の中でも過ごし方を絵本を使って勉強しました。当日、絵本の中で見たパイロットやキャビンアテンダントの方を見た娘は大喜び。『お姉さんのお話ちゃんと聞く!』とはりきり、上手に過ごすことができました」

お互い動くことのできない密室での過ごし方は緊張するものです。「静かにしなさい!」なんて怒鳴るより、少しの配慮で快適に過ごせる場合もあるようです。

少しのことで、頑張るママを周囲も助けられる

とはいえ、思うようにいかないのが子供という生き物です。周囲から見て明らかにオーバーワークなママを見かけることもあるのではないでしょうか。外出先で泣き叫ぶ我が子を見ると、絶望のあまり「もうだめだ…」なんて諦めの極致になることもありますよね。