また、この原則は個人だけではなく企業などの組織でも応用することができます。実際に、従業員や顧客が「ハッピーマネーの原則」の実践を推し進めることで、企業によい影響があったという事例も報告されているようです。
1つ1つが興味深い内容ではあるのですが、本記事では原則5つ目の「他人に投資や寄付をする」に着目をして、幸せになるためのお金の使い方を追求していきたいと思います。
お金を他人のために使うことで幸福度が高まる
会社員の方やアルバイトをされている方は、お給料を受け取ると「欲しかった服を買おうかな」「来月の旅行資金にしよう!」など自分のためにお金を使うことをメインに考えるという方が多いのではないでしょうか?
もちろん、ずっと欲しかった服を購入した時や、行きたかった旅行が叶った瞬間の喜びというのは非常に大きいですよね。逆に、自分自身のために使うお金が減ってしまったらストレスを感じるのではないか?と考えてしまうでしょう。
しかし、真実はそうではありません。
心理学部准教授であり書籍『「幸せをお金で買う」5つの授業』をノートン氏と共に執筆したエリザベス・ダン准教授らによる「向社会的支出と幸福」に関する実験では、お金は自分自身のためではなく、寄付など他人のために使った方が幸福度の上昇に繋がるということが判明したのです。