「こちらとしてはこんなに相手をしてあげているのだから『いつもすみません』の一言くらいあると思っていました。しかし、向こうの母親は私になつく自分の子供を見ても本当に眺めているだけ。私が自分の子供と遊ぼうとするたび、その子が『おばちゃんはこっちに来て!』と私を引っ張りにくるのも全く止めません。こちらからハッキリと『自分のママと遊びなね』というわけにもいかず『おばちゃん、自分の子供を見守らなくちゃならないんだ』と遠回しにアピールしましたが…親子共々気づいてくれませんでした」

要求はエスカレート

娘さんに「あの子と遊ぶな」ともいえず、なかなか距離をとれず悩んでいたMさん。相変わらず遊びに来ても娘さんではなくMさんと遊びたがり、夕方近くなると「ご飯を食べていきたい」とせがむようになりました。さすがにそれは断らなければと思い「ママがごはん作って待ってるでしょ」と告げると「ママは食べてきていいって言ってる」という返答。対応に困り「今日は人数分しかごはんがないんだよ」と帰宅させたそうです。

「今まで長期休みには仲の良いお友達とお泊り会をしていた娘。それを聞きつけたその子が『いつやるの?絶対に呼んでね』というので、娘には申し訳なかったのですがその年は理由をつけて中止にしました。正直、一度泊めたら最後だなという予感がしたので…」

今までは娘さんの楽しみを奪うくらいなら自分が我慢すればと思っていたMさんですが、執着される煩わしさから逃れることを優先させるようになってしまったそうです。

親に関心を持たれない子供との距離感

こんなに疲れ果てても娘さんと同じコミュニティで生活する子供なので、完全に突き放すことができなかったというMさん。親からしてもらえないことをすべてMさんで満たそうとする姿に同情しつつも、正直厄介な気持ちが強かったといいます。

その後、彼女の来訪に疲れたMさんは娘さんの習い事を増やしたり自宅で遊ぶ体制を見直し、何とか突撃の対象から逃れることができたそうです。風の噂によると、彼女はターゲット家庭を変えてまた別のママに甘えているそう。こんなお友達、みなさんならどう対応しますか?

佐渡 六花