高値圏で揉み合う相場で噛みしめる5つの厳選相場格言
さて、こうした時に役に立つかもしれないのが「相場格言」です。相場格言はあくまでも格言であり、常に正しいとは限りません。しかし、昔から株式相場に伝え残る格言には、先人たちの経験と知恵が濃縮されています。
日経平均株価が24,000円を付けて高値圏で揉み合っている今、改めて吟味しておきたい5つの格言を選んでみました。
もうはまだなり、まだはもうなり
これは株の売買の好機・タイミングを表す代表的な諺です。
文字通り、「もう底(天井)だと思えるようなときは、まだ下値(上値)があるのではないかと一応考えてみなさい。反対に、まだ下がる(上がる)のではないかと思うときは、もうこの辺りが底(天井)かもしれないと考えてみてはどうか」という内容です。
“なるほど”と感心させられる格言です。ただ、この諺に従うと、絶好の買い場・売り場を逃すことになり兼ねません。真の意味は、売買する前にもう一度よく考えてみた方がいいということなのです。