ここまで自由にやるのは、さすがに誰にでもできるわけではない。でも、計画に縛られるあまり、自分に要らぬ負担をかけている人があまりにも多いように感じる。計画を練りに練って、ゴールも完璧に描き切るのが正しいやり方だと考えるタイプの性格の人もいる。

でも実際のところ、未知のことへのリスクや不安をかき消すための、単なる心のエクササイズになってはいないだろうか

ビジョンを持ったり、プランを描いたりするのはもちろん良いことではある。しかし、それだけで終わってはならない。進化するためには、計画はあくまでも軽く持っておくにとどめよう

物事に実際に取り組んでいく中で、スピーディーに学習していけばいいのだ。

柔軟性こそ、最も重要なスキル

古い計画に固執するのではなく、新しいアイデアをどんどん取り入れると、結果も自然と素晴らしいものになる。計画を立てることの専門家になるより、その時々で柔軟に学んでいける人になったほうがずっとお得だ

テクノロジーの進化は凄まじく、私たちの生活を目まぐるしく変えていく。現在のトレンドがいつまで続くかなんて予想もつかない。25年前の世界を振り返ってみても、当時はなかったいろんなチャンスが増えたり、私たちの生き方も大幅に変わったりして、まるではるか1世紀くらい前のことなのではないかと感じるほどだ。

あらゆることがどんどん加速していく今の時代、計画を立てるスキルを磨こうと思ったところで、スキルをマスターする間もなく計画自体が不要になってしまうに違いない。

柔軟性こそ、最も重要なスキルなのだ

『SELFISH(セルフィッシュ)』トマス・J・レナード(著)祥伝社(画像をクリックするとAmazonのページにジャンプします)

〈著者プロフィール〉
トマス・J・レナード
パーソナル・コーチングの父。世界で初めてパーソナル・コーチングの取り組みを始めた1982年頃から、数えきれないほど多くの個人や企業のクライアントを最高の状態へと導いてきた。92年にコーチ大学を創設、98年にはTeleClass.comを設立するなど、オンラインでの活動も意欲的に行ない、世界30カ国で何千人ものパーソナル・コーチを輩出。パーソナル・コーチング業界の第一人者として精力的に活動し続けた。2003年没。パーソナル・コーチングは「ニューズウィーク」誌、ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーク・タイムズやCNNなどで取り上げられる。本書は、著者が考案した「28の魅力の法則」を余すところなく紹介しており、仕事とプライベートで自分を成長させるシステムの決定版として、現在も読み継がれるロングセラー。

〈書籍概要〉
SELFISH(セルフィッシュ)
著者:トマス・J・レナード
共著者:バイロン・ローソン
監修:秦 卓民(はた たくみ)
翻訳者:糟野 桃代(かすの ももよ)
発売日:2019年11月10日
定価:2,000円+税
刊行:株式会社 祥伝社

出版社 祥伝社