学校に着くとまずは特学のクラスにランドセルなどの荷物を置き、朝の準備を開始!
長男の気分によっては普通級の朝礼に参加することもあり、その日の気分に合わせてフレキシブルに対応してくれます。
長男は新しい環境に慣れるのがとても苦手なタイプであったため、1学期は学校へ向かわせるのに苦労しました。
朝から「学校へは行かない!」といい始めることも多く、ようやく学校に送ったと思ったら「どうしても家に帰りたいそうで…」と担任の先生から電話がかかってくることも一度や二度ではありませんでした。
新しい環境に戸惑いを感じすぎてしまうのも、発達障害を抱える子どもたちにしばしば見られる特徴ですが、特学ではできるだけ子どもの気持ちを大切にしてくれています。
「体を動かすのが好きな子には体育館で運動させる」「朝の準備は個々に応じてフォローし無理強いしない」など、特学では気持ちのいい朝のスタートが切れるように工夫してくれているのが印象的です。
1時間目〜4時間目
通常学級では曜日ごとに時間割が決められていますが、長男が在籍する特学では時間割は「あってないようなもの」。
45分着席して授業をすることが苦手なため、生活の中に上手く学びを取り入れて学習が進められるように配慮してありました。
例えば算数は、机に座って問題を解くのではなく、人生ゲームをしながらすごろくの出た目を使って足し算や引き算をする。
ひらがなの習得も、もちろん座って行うことができない長男でしたが、お菓子作りが好きという長男の性質を利用して「お菓子を作るためのレシピを書く」「作ったお菓子を先生たちに配る際の手紙を書く」といったように、上手く興味付けをしていただき、次第に文字の習得に意欲を示すようにもなりました。
また、基本的には長男の「その日やりたい学習」を叶えてくれることが多く、体育を2時間たっぷりしたり、外へ散歩に出かけながら身近な生き物に触れる「生活」の授業を行ってもらったりと、本人は楽しそうです。
長男はかなり自分の意思を通すタイプなので、ほとんどを特学で過ごしていますが、同じ特学に在籍している他の学年の子どもたちは「音楽や体育は通常学級の子どもたちと一緒に、国語や算数は特学でじっくりと」というスタイルが多く見られます。
給食〜昼休み
長男の学校は生徒数が少ないため、給食は各クラスではなく「全校生徒が給食室に集まって食事をする」というスタイル。
アットホームでいいなぁと感じていましたが、長男はガヤガヤした場所や大人数が集まる場所が苦手です。
1学期のほとんどはなかなか給食室に入ることができず、別室で担任の先生と2人で食べる日が続きました。